『RPGハイールDX』制作後記

8月2日にえんため大賞の自作ゲーム部門の募集を見てから、今日でちょうど1か月半
『RPGハイールDX-僕による、僕だけの物語-』 Ver1.00、RPGアツマールにて公開が完了した。

あんまり時間が経った感じがしない。
作ってた間のこともよく覚えてない。
ちょうどUnity1week7月の「スイカ割り」を完成させたらへんで
サークルでどたばたしてて……

そう、ツクールでゲームを作るサークルに入ってたのだった。
抜けたけど。

それが9月6日くらいの出来事で、
あれから10日間、もう無我夢中でPC動かして
シナリオとイベントをラストまで作り終えた。

アップロードしてひと段落……
またバグ対応や足りてないと感じる+αの演出の作業が残ってるんだけど
とりあえず後記という形で今の気持ちを記す。

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このゲームは、えんため大賞っつう賞に応募すべく作りました。
募集テーマは『物語』

えんため大賞ってのが漫画とか小説の賞らしいので、
最初わざわざゲームで募集するのはどういうこっちゃ、と思った。
ゲームシナリオって、ぶっちゃけゲームに必須ではないし、
小説や漫画で代替できてしまうんじゃないの、と。

で思いついたのは、『ゲームを作る事に関してのゲーム』を作るという事。
まさにゲームで表現すべき、ゲームならではの『物語』だと思った。
(『東京トイボックス』とかあるけど。「フリーゲーム一人で作ってる」ってのは多分ないんじゃないかな)
そして僕自身が、細々とそこに携わってきたというので、設定のリアリティなりを描きやすそうだった。

で、プロットを2日ほどでざっくり書き上げた。
冴えない男がゲームを作ってそれに閉じ込められて頑張って出る感じの話。
若干サスペンスホラーっぽかった。他に閉じ込められた奴がゾンビみたいになって彷徨ってたり。
(これは現在の世界樹イベントに当たる)
これをサークルとかにも見せたけど無反応だった。
今思うと、ほとんどゲームのフロー自体は完成品と変わらないけど、肝心なとこが大して面白くなかったね。

肝心なところ。つまりゲームのテーマの部分。
僕はゲームを個人で作ってるという人種の自虐っぽい滑稽話を書こうと思ってたんだけど
実際のシナリオを書き出すと、中途半端に痛々しいだけで大して面白みもなかった。
どうしてもモデルを僕の実体験にしたら、リアルな苦しみみたいなのばっかりが出てきた。

他にやれることもやることもないからゲーム作ってるのは、事実。
正直苦痛だとすら思ってる。
未だに悪夢は見てるし、『ハイール』で描いたより、もっとおぞましいものもしょっちゅう見る。
1日に100回くらいは自己嫌悪しそうになる。

そんな自分の事1つ1つを拾って眺めて、それをゲームにしてるうちに、
自然と『ハイール』のキャラクターたちが、作られるゲームの側として、
僕の作ったゲームの中で、オージ(≒僕)に大して色んな事を語りかけていた。
別に作られたことを恨んでいるわけではないとか。
生み出されたからには最後まで遊んでほしいとか。
そういう風に考えられた。

それと、責任とか、許すとかいう事についてもよく考えた。
『ハイール』はオージを閉じ込めて自分たちだけの世界を手に入れようとする。
オージはそんな彼らが自分を恨んでない事を知って、自分も恨まないことにした。
むしろ、彼らが自分の作ったゲームを気に入ってくれたことを喜びさえした。
そのうえで、彼らを救うべく立ち上がり、傷ついて倒れる。

どういう結末にすべきか。
『ハイール』のキャラクター達は、傷ついたオージに何をすれば、何を言えば許される?

そんなにむずかしい事ではなかった。
つり合いを取ればいいだけの事だった。
罪を心から謝って、自分たちのために傷ついたオージに感謝して、
自分たちも自己犠牲の精神を見せる。
そんなクッソ当たり前のことに気付いてシナリオ書いてたとき、
色々考えてたら泣いてしまった。

自然と自分の中に湧いた生の声が混じることで、今まで作ったことないようなゲームになってた。
生々しくて痛々しいけど、救いがあって、出てくる人全員が最終的に愛すべき気持ちになれるようなゲーム。
セリフを眺めてると、未だに僕がこれを作ったのかと、ちょっと実感がないときもある。

まあ青臭いし、ゲームプレイに持ってくのがヘッタクソだし
もひとつうまくいってないようなところもたくさんあるけど、
今とりあえず作れる限界を超えたとは思う。

オージくんは『ハイール』と出会ったことも全部忘れたものの
自分が本気でやりたいといえる事に気付いたけど、
これから僕が本気でやりたいことは見つかるんですかねえ。

長っ!
色々ありすぎてよくわからなくなっちゃった。
とりあえず言いたいのは、このゲーム作れてよかったなってこと。

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